布施知子ORIGAMI展 ~紙と折りのリズム~
hamaguchiゴールデンウィーク皆様は、いかがお過しでしたか?私はゴールデンウィークの最中、東京駅を出発し鈍行列車を乗り継いで豊科に行って来ました。
お目当ては先々月blogで紹介した「布施知子ORIGAMI展」です。キュリアススキンがどんなORIGAMI作品になっているか期待を胸にワクワクして向かいました。
豊科駅から15分ほど歩くと広めの庭に中世ヨーロッパ風の建造物がありました。そこが展示会場となる安曇野市豊科近代美術館です。
「きれい」「すごい」「面白い」
折り紙の褒めるにあたり3つの言葉があるそうです。「きれい」は折り方が丁寧で色使いや紙の選択が対象に合っているもの。「すごい」は理論やテクニックが研ぎ澄まされているもので想像を超えているもの。「面白い」はアイデアや捉え方が意表をついてユニークなものなどです。
布施先生の「平折り」「無限折り」を組み合わせた作品の数々は、私が持つ折り紙のイメージを超えたものばかりでした。そしてキュリアススキンの作品が展示されている部屋に入り、この3つの言葉を目の当たりにした気分になりました。
箱 氾濫する色と形
というテーマのもとキュリアススキンの作品だけが展示されている部屋がありました。
*今回は特別に許可をもらい展示作品を撮影させていただきました。
白い部屋の四つの壁を彩どる「アブサン」エメラルド」「ピンク」「ラベンダー」。丁寧に折り込まれた総数240個以上の花のような箱たちは、鮮やかに華やいだ異空間を創り出していました。
用紙協力会社としてアンタリス・ジャパンとヤマトのクレジットも謳っていただきました。
作品製作にあたり、布施先生を師事とする小原智美様、川井千世様、川崎亜子様が協力されています。キュリアススキンは密度が高く、塗工も厚く、折り紙には不向きな折りにくい紙です。布施先生をはじめ協力者の方々がキュリアススキンを前に、一枚一枚丁寧に辛抱強く折り込んでいかれたと思います(布施先生曰く「紙との格闘でした」)。本当にお疲れ様でした!そして素晴らしい作品を観させていただき、ありがとうございました!
初夏の高原の空気、信州そばと地酒、そして美術鑑賞を楽しんだ一日でした。会期は6月1日までとなります。鈍行列車で揺られていく小旅行もおつなものですよ!
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