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イベント
2016/03/04

『描く!』マンガ展 in TAKASAKISHI

hamaguchi
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 「読むマンガ」から「描くマンガ」へ

先日、出張で高崎市に行った際、以前より気になっていた展示会に立ち寄ってみました。

現代日本マンガ界の黎明期を支えた手塚治虫・赤塚不二夫・石ノ森章太郎らの巨匠から竹宮恵子・陸奥A子・PEACH-ITなどの人気女性漫画家らの生原画約300点、マンガ好きならずとも誰しも一度は目にしたことがある作品が展示されています。

この展示会の面白いのは「マンガを描く」ことを一つの主題としているところです。誰でも一度はアニメの絵描き歌に乗って好きなキャラクターを紙に描いた経験があるはずです。このような「描く読者」が日本のマンガ文化の分厚い層の下支えをしています。そして「描く読者」の中から「読者」に終わらず次の世代のクリエーターとして世に出てくるのです。

手塚治虫・赤塚不二夫らのデビュー当初の生原画も、先人たちの画法を模倣された部分があります。「描く」という営みを繰り返し、自分のタッチが完成されていく過程がよくわかります。

劇画の神様

今回のお目当ては連載開始から48年、今尚人気が続く「ゴルゴ13」の生みの親、さいとう・たかをのコーナーです。

「劇画」ということばは、1957年に辰巳ヨシヒロによって提唱されました。さいとう・たかをは辰巳らと「劇画工房」を発足し、同工房が解散したあとも「劇画」の代表的な描き手として今日も活躍しています。映画のような視点を持つ大人が読みうるマンガの存在は、さいとう・たかを なくしては語れません。
さいといたかお2.jpg
ご存知!ゴルゴ13愛用の銃「M-16」も会場に展示されています。

会期は4月10日まで、高崎市にお出で際は立ち寄られてみてはいかがでしょう。

 

会期:2016年2月11日~4月10日
場所:高崎市美術館
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)金曜日のみ20:00まで(入館は19:30まで)
休館日:3/7(月)・14(月)・22(火)・28(月)、4/4(月)
観覧料:一般600(500)円 大高生300(250)円 *( )内は20名以上の団体割引料金 *身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の交付を受けた方および付き添いの方1名、65歳以上の方、中学生以下は無料となります。

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