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2016/03/02

見本室探訪 ~京橋紙業株式会社~ 

hamaguchi
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紙に触れられるスペースを求めて

紙に携わるお仕事をされるお客様やクリエーターの方々にとって、手にとって紙と触れ合う機会はなくてはなりません。紙の流通側もWebのサイトでは伝えきれない紙の情報をいかに提供していくか、工夫を凝らしています。

今回は、紙文化の伝統を護りながらも常に新しい試みに挑戦されている「京橋紙業株式会社」のショールームを訪問してみました。

痒いところに手が届く見本室

中央区東日本橋にある京橋紙業1Fショールーム(KYOBASHI PAPER SHOWROOM)のレイアウトは上図のとおりです。一般紙からファインペーパーまで各メーカーの見本帳が満遍なく網羅されています。
銘柄別の印刷見本がキャビネットに整理されています。

部屋の奥には、頁数は256頁で統一され綴じられた束見本が銘柄別・米坪別で並んでいます。

同じページ数、同じ米坪でも銘柄による束の違いが一目瞭然でわかります。紙の厚みは紙厚の一覧表でもわかりますが、実際に手に取り、本の雰囲気を体感出来る場所は貴重です。痒いところに手が届く、細かな心配りは紙を探し求める人たちにとって嬉しいに違いありません。

文学賞、ベストセラーが並ぶ書棚

製品見本が並ぶ書棚には、過去の芥川賞、直木賞の受賞作品をはじめとし、話題の本、ベストセラーになった書籍が陳列されています。こちらのショールームで選ばれた紙が本となって受賞しているかもしれません。ワクワクしますね。

実際に2014年第150回直木賞に選ばれた「昭和の犬」(幻冬舎)姫野カオルコ著には京橋紙業PB品「アルドーレ」が本文で使われています。出発は、この部屋からだったかは定かではありませんが、ここから生まれた紙を魅せるマインドは、きっとクリエーターにも伝わっていったと思います。

展示スペースでは...

ショールームの中央部には展示スペースがあり、年間通じてテーマに沿った展示がされています。昨年、ヤマトもスペースを借りてキュリアス スキンの新発売に合わせスキン全色・全斤量を並べてみました。

3月1日より新たな展示をしています。今回のテーマは「OKミューズガリバー」

印刷サンプルでガリバーグロス、ガリバーマットの違いを見て、感じてください。

2013年5月~2014年7月にかけて行われたノベルティキャンペーンの制作物もあります。


今回の目玉は「Compared with...(比べてみよう)」と題したこちらです。

同版・同条件で5種の微塗工系ファインペーパーを刷り比べてみました。あえて銘柄を記していませんので、先入観を取り除いてお好みの紙を選んでみてはいかがでしょう。意外な結果が生まれるかもしれません。

「OKミューズガリバー」の展示期間は3月1日(火)~3月31日(木)です。是非お立ち寄りください!

 

お問合せ先:京橋紙業株式会社 東京都中央区東日本橋1-1-18 京橋紙業ビル1F 03-5820-2731(業務課)
営業時間:9:00~17:00(土、日、祝日休み)

 

 

 

 

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