撮影：小野 真太郎
アートデレクション：荒井 康豪
印刷：協永堂印刷株式会社
印刷機：小森インプレミア
使用紙：ガリバーグロスCoCハイホワイト　232.6ｇ/㎡

制作メモ

小野真太郎氏は、今春独立しPHOTO STUDIO MOMOを主催する気鋭のフォトグラファーです。以下、小野氏の挨拶と制作メモを掲載します。

はじめまして。フォトグラファーの小野真太郎です。

今回のTABF 2019に向け、ポストカード制作のお話をヤマト様からいただきました。
それぞれの写真で完結する風景や瞬間を切り取ったものが良いなと思い、
2枚の組写真を5点制作していただきました。
簡単ではありますが、今回の写真のコンセプトを添えさせていただきます。
5つの場所で、同じ日に撮影した私の写真日記です。
皆さんが、その場所、その瞬間に少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。

2018.03.23 Melbourne,Australia
『車のある風景』
上：友人が大切にしているメルセデス
下：トラムから見た市内の夕日

2018.07.16 Zadar,Croatia
『FIFA World Cup2018 Final France vs Croatia』
上：煙幕と閃光弾で選手を讃えるサポーター
下：打ち上げられる花火もどこか寂しげだった

2017.05.05 NewMexico,USA
『Cinco de Mayo5/5』
1862年メキシコ軍がフランス軍を奇跡的に撃退したことを祝う祝日
左：午後に見かけたメキシカンカップル
右：伝統衣装を着てバイレ・フォルクロリコを踊る女性

2016.06.05　San Pedro de Atacama,Chile
『光』
上：早朝バスルームに差し込む光
下：午後ベッドルームから見る木漏れ日

2014.04.23 NewYork,USA
『誕生日の朝に見た風景』
上：昨夜の名残
下：ベットで食べた朝食

インプレミアの真骨頂

プロの写真の深い色合いと微妙な光の表現は、色域表現が広い小森インプレミアの真価を発揮するところです。
特に

ポスターにも使った花火の写真ですが、消え行く煙の端までしっかりと現れています。高繊細のオフセット技術に匹敵します。

OKミューズガリバーとの相性

インプレミアは、ベースになる紙が白ければ白いほどカラーのコントラストが綺麗に映えると協永堂印刷の土田氏が説明されていました。ヤマトとしては紙の質感も謳いたいところなので、ガリバーでの印刷を初挑戦してもらいました。

インキの乗りは問題なく、ポスターの余白部分と写真との対比がとても際立った仕上がりになりました。