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2017/01/06

木の温もり

hamaguchi
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新年あけましておめでとうございます。

穏やかにお正月も過ぎ、いよいよ2017年のスタートです。

休み中、近所の木材店に目を引く絵がありましたのでアップしてみます。売り物と思われる木材が立てかけられ、そこに大きな文字と鶏の画が描かれていました。左端には「知ってます 木のぬくもり」 とコピーが書かれていました。

「木の温もり」は、よく使われがちな言葉でともすれば空気のように心に留まらずに流れてしまいそうなコピーだと思います。私も鶏の画の面白さに写真に残しましたが、書かれたコピーはスルーしていました。ただ、その日「木の温もり」を実感出来る場面に遭遇したのです。

国際フォーラム ホールA

鶏の写真を撮ったその日、友人の誘いで、ある歌手のコンサート会場に行きました。歌手の大ファンである友人の細君は、インフルエンザにかかってしまい、私にチッケトを譲って下さいました。

会場の国際フォーラム ホールAの舞台周りは音響効果を考えてか木で囲こわれて設計されています。

コンサートは、フルオーケストラをバックに男性歌手がMCもなく歌い上げていく進行です。感情豊かなバラードを中心とした名曲の数々は「木のぬくもり」を通して優しく温かく私の耳に届きます。心は癒され、深い感動が呼び起こされ、クラシックのコンサートさながら最後はスタンディングオベーションで演奏者たちは称えられました。

木のぬくもりは、紙のぬくもり

木材のパルプを原料としている紙は、木の延長線にあります。よく言われる「紙のぬくもり」も空気コピーとなってしまいがちなフレーズです。コンサート後、改めて「紙のぬくもり」も感動を生むのではないかと考えてみました。紙質データで「ぬくもり」の数値化を試みても紙単体では答えは出ないでしょう。

2017年の初出社、机の上にはクリエーター、技術あるコンバーターの皆様から数多くの年賀状が届いていました。

工夫と技術が駆使された数々の年賀状。各々のイマジネーションを投影させる紙、適した加工方法。送り手の真摯な姿勢と温もりが伝わって来るようです。紙の温もりは、皆様との共同作業で生まれて来ます。

2017年、ヤマトも紙の温もりが伝わる仕事のお手伝いをしていきたと思います。結果、スタンディングオベーションが生まれたら最高ですね!

 

 

 

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