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2016/12/27

逃げ恥 心のベスト3

hamaguchi
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2016年10月よりTBSで放映された「逃げるは恥だが役に立つ」。皆様はご覧になりましたか?小賢しい女vs独身のプロが織り成すラブコメディ、私も3連休に全11話を一気通貫で視聴し、完全にハマリ中です。

「恋ダンス」や色々な番組をパロったり、ロケーションの美しさとか大ヒットする要素は沢山ちりばめられていますが、私は原作者と脚本家に考え抜かれた台詞の数々が大好きです。番組関係者の方々には大変恐縮ですが、心に響いた「逃げ恥」職場に役立つ言葉、勝手に3つ選んで発表させていただきます。

指示も的確で良くわかりました。

初対面の時、システムエンジニアの平匡から家事の指示を受けた、みくりの一言です。職業柄、無理無駄の無い合理的な指示を与えた平匡にとっては当たり前の出来事に過ぎなかったでしょう。しかし、その指示自体を評価されれば嬉しくないはずは、ありません。当たり前と思っていることに感謝の目を向け、評価する。「以心伝心」は日本の美徳とも言えますが「疑心暗鬼」を生む恐れもあります。成果や感謝の意をはっきりと言葉にすることで、人間の心のシャッタードアは少しづつ開かれると、この言葉は教えてくれました。


第一話で主人公の森山みくり着用していたエプロン「YES!GOOD JOB!」これがこのドラマの複線だったのかもしれません。


自尊感情

私もこのドラマを通じ、初めて知った言葉ですがググってみると「自尊心」と「自尊感情」は似て非であることがわかりました。「自尊心が高い人」とはあまり良い意味に使われませんが「自尊感情が高い人」は自己肯定感が強いので、ありのままの自分を受け入れることで他者も受け入れる器の広い人を言います。

ドラマの中では、仕事は出来るが恋愛に対しては奥手で自尊感情の低い平匡は、みくりに男の影が見えると仕事という塀の中に逃げ込み、身を隠してしまいがちです。そんな平匡に全国から共感の声が寄せられるところをみると自尊感情が低いのが日本の国民性としてあるのかも知れません。

それではどのようにすれば自尊感情を高く保てるのでしょう。社会心理学者の碓井真史氏によると自尊感情は
①周囲に愛されているという「包み込まれ感覚」
②友人達と話が通じるという「社交性感覚」
③自分は頑張ることが出来る人間だという「勤勉性感覚」
④自分が好きだという「自己受容感覚」
以上、4つの感覚に分けられと解説しています。

4つの感覚を磨いていけば、自ずと自尊感情が高くなるということです。③に関しては頑張り過ぎはいけませんが、頑張ること自体は大切と言っています。

2017年のヤマト社員も頑張っている人や頑張ろうとしている人に「頑張れ!」とか「頑張りましょう!」(どこかの会社の朝礼挨拶)ではなく「がんばっているね!」と声を掛けてあげたいです。


3話で着用されたバナナエプロン。現在SoldOut中!

かわいいは最強

回も進み二人の距離も縮まり、みくりは平匡にささやきます。「平匡さんがかわいくて、かわいくて・・・」「男にかわいいというのは・・・」と戸惑う平匡にみくりは持論を展開します。

「かわいいは最強なんです!カッコイイの場合、カッコ悪い部分を見ると幻滅しますが、かわいいの場合は何をしてもかわいい!」

思い起こせば、私のいる紙業界「カッコイイ」を目指す部分が多かった気がします。一生懸命取り組んだ仕事が成果を生んだ時は、自ずと「カッコイイ」との評価に繋がるのでしょうが、物が売れない時代と言われる昨今、「かわいい」評価も+αで必要です。女性視点の「かわいい!!」ポイントを探して、2017年「かわいい・プロダクツ」「かわいい・ノベルティ」をお届けしていきたいと思います。

「逃げ恥」名言集は他にも「野生のカピパラを手懐けた気分」とか「浸透力半端な~い!」とか「しみじみとしっくりと」とか「私もずっと平匡さんの味方です」などなどきりがありません。見逃した皆様には、オンデマンド放送という強い味方がございます。私も年末年始のひと時を利用して、今度は紙の本で「逃げ恥」をしみじみとじっくりと平和に味わいたい気分です。それでは、皆様、良いお年を!!


9話で登場したパイナップルエプロン、親密度と糖度が比例してきたのでしょうか。多分売り切れ中。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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